ライブロックQ&A

Q. 人工ライブロックの成分は水質に影響を与えますか?

Q. 人工ライブロックの成分は水質に影響を与えますか?

 セメントベースの人工ライブロックは、製造当初はセメントの水和反応で発生する水酸化カルシウムの溶出によってPH11.0程度の高いアルカリ性を示しますが、製造工程における中和処理と陸上養殖の期間中(90日間)に主材料のセメントによる水和反応が安定化します。お客様の水槽に収容する段階では水質に影響はほとんどあたえません。

 主成分のカルシウムが微量に溶け出すことで水質のPHをアルカリ性に維持する緩衝作用がありますが、水量に対する人工ライブロックの使用量と水槽環境によって効果は異なります。当社計測の理論値では、出荷可能時点のCORERALリーフロック1キログラムで人工海水10リットルに対し平均PH0.07の上昇効果があります。