ライブロックQ&A Q. 天然ライブロックの採取は環境破壊につながるのでしょうか? HOME ライブロック Q&A Q. 天然ライブロックの採取は環境破壊につながるのでしょうか? Q. 天然ライブロックの採取は環境破壊につながるのでしょうか? 天然ライブロックは死滅したサンゴが堆積した自然岩です。長い年月を経てできあがった自然の恵みです。たしかにリーフアクアリウムで消費される天然ライブロックの量は、地球上の海底に存在する量に比べれば微々たるものでしょう。しかし、採取が集中する沿岸部では環境破壊につながります。国内では沖縄県が条例(漁業調整規則)により天然ライブロックの採取を禁止しています。 アクアリウムの市場規模は毎年拡大しており、新興国の経済発展によってリーフアクアリウムが普及すると、天然ライブロックの採取も増加し、沿岸部の環境破壊が拡大する恐れがあります。すでに海外では、天然ライブロックの規制強化によって、流通量はかつての1/100まで激減しており、人工養殖のライブロックに移行しています。 日本のリーフアクアリウムマーケットでは、沖縄県以外で採取された天然ライブロックが多く流通していますが、今後は人工ライブロックへ移行していくと思われます。 関連記事 2021.10.13 2021.11.01 天然ライブロック採取は環境へどう影響するか? 広い海にとって、リーフアクアリウムでつかう天然ライブロックの採取はどのような影響があるのでしょうか?国際的な取引規制の経緯から考えてみましょう。 ※本稿は2021年10月13日に公開した記事に、その後の最新情報を追加してアップデートしたものです。(2023年7月2日) 日本国内では天然… ライブロックQ&Aにもどる